仁川中区の歴史・文化ツアー大仏ホテル展示館は、韓国で最初の西洋式ホテルである、大仏ホテルの歴史を紹介する展示館です。
生活史展示館は、1960～1970年代の仁川中区の生活史について知ることができる展示館です。
大仏ホテル展示館と中区生活史展示館は、テーマ博物館が密集する博物館通りにあります。
博物館を見学すると、100年前の開化期の仁川を体感することができます。
大仏ホテル展示館で観覧券を購入する際に、5つの館の統合観覧券を購入すると、低価格で博物館ツアーを楽しめます。
5つの館の統合観覧対象博物館は、大仏ホテル展示館、韓中文化館、仁川開港場、近代建築展示館、仁川開港博物館、ジャージャー麺博物館です。

韓国初の西洋式ホテル、大仏ホテル大仏ホテルは、開港後、仁川港を通って入国した外国人がソウルに行く前に滞在した朝鮮初のホテルです。
大仏ホテル展示館では、大仏ホテルの歴史を知り、再現されたホテルの客室の様子を見学することができます。
大仏ホテル展示館は、3階で構成されています。

1階では、大仏ホテル跡で発見されたホテルの痕跡を見ることができます。
残された痕跡から、建築様式を推測することができます。
大仏ホテルが中華楼になり、中華楼から撤去されるまでの歴史と映像資料を鑑賞できます。

2階では、再現された大仏ホテルの客室を見学できます。
大仏ホテルとともに、当時の仁川にあった他のホテルや旅館などの宿泊施設の運営方式、利用料金、提供サービスに関する資料が展示されています。
古風な家具と茶器、コーヒーメーカー、テーブルウェアなど、おしゃれな近代の品々が展示されています。
大仏ホテルは最初の西洋式ホテルであり、韓国で初めてコーヒーを提供した場所でもあります。
その影響もあってか、開港場通りには100年前の木造建築物と赤レンガ倉庫などの近代建築物を改造してコーヒーを販売するカフェが多く立ち並んでいます。

3階は、宴会場が再現された空間です。
当時、宴会場は食べ物と音楽を提供する社交の場でした。
現在の大仏ホテル展示館では宴会場を企画展示場としても使用しており、セミナー・講演・展示会などを開く市民や団体に貸館を行っています。宴会場の外には、バーチャルフィッティング端末を利用して近代の衣装とドレスをバーチャルに着用した記念写真を撮影することもできます。

興味深い1960～1970年代の仁川中区の生活史
生活史展示館は、仁川中区の歴史が始まった1968年を基準に、1960～1970年代の仁川市民の暮らしの様子、当時の文化生活などをうかがえる展示館です。
展示の他にも特色ある文化商品を販売しており、カフェと写真館が運営されています。
生活史展示館は、地下1階、1階、2階の3つの階で構成されています。

生活史展示館は、大仏ホテル展示館を観覧した後、大仏ホテル1階の裏門から訪問できます。
案内されるルートに沿って移動すると、生活史展示館地下1階の出入口と地下鉄の模型が現れます。
仁川中区が発足した1968年から現在までの仁川広域市中区の歴史が一目で分かる年表が展示されています。

1階へ移動すると、1960～1970年代の中区の生活史が、衣・食・住文化に分けて展示されています。
一部の空間ごとに特色ある食べ物と文化商品も販売しています。
衣装レンタル室で制服やドレスなどレトロな衣装をレンタルして着用し、写真館で記念写真を撮影することもできます。
1960～1970年代の情緒を感じられる理髪店、練炭、クラシックカメラ、公衆電話などの品々があたたかみを感じさせてくれます。
当時の台所や部屋などの住居環境、市場の通りが再現された通りも、1960～1970年代の郷愁を刺激します。

2階には、1960～1970年代の文化を感じられる居酒屋、劇場、喫茶店などがあります。
レコードで音楽を聞いていた当時の喫茶店のように、レコードアルバムが壁を埋め尽くしています。
劇場では、1970年代の人気映画ポスターとチケット売り場が再現されており、上映時間に合わせて訪問すると、70年代の映画も観覧することができます。