現在の中区庁の本館建物は、開港後日本領事館があったところに1933年、仁川府庁舎として新築され、長い期間仁川の主な行政機関庁舎として活用されてきた建築物である。

光復後以降1985年に市庁が九月洞に移転するまで仁川市庁舎として使用されていたが、今は中区庁舎として使用されている。

建設当時は2階建てであったが、1964年に3階も増築された。蒸気暖房と共に水洗式トイレなど最新設備を備えて大きく注目されたモダニズム様式の建築物である。

官洞1街9番地