労働者合宿所の見事な変身、オウルミセンター
オウルミセンターの「オウルミ(於乙味、魚乙未)」は、月尾島の古い地名です。
この建物は、月尾公園の丘の閘門、労働者合宿所をリモデリングしたもので、月尾島の歴史と文化を紹介し、住民と観光客が休憩できる場所として生まれ変わりました。
A棟とB棟は各1・2階の計4つの空間では月尾島に関するテーマごとに構成されています。
この地域では月尾公園と月尾山につくられたトゥルレキル散歩コースや、月尾オウルキルを散歩しながら、オウルミセンターに立ち寄り、裏側の散歩道から月尾展望台に行くこともできます。

月尾島の自然と文化、月尾島広報館
月尾島広報館はA棟1階で、月尾島の現在の生態と観光資源の広報空間です。
月尾島と仁川港の出来事が描かれている文学作品と、昔の月尾島の風景が見られるモノクロ写真が展示されています。
文学作品や写真の他にも、月尾公園に生息する動植物の生態系を紹介しています。
そのうち、キタリス、リス、オオルリ、シジュウカラ、エナガ、ヒヨドリ、アカゲラの剥製が展示されており、注目を集めています。
そして仁川上陸作戦の中で希望を抱いた「月尾平和の木」と記念空間があり、訪れた人々が残した希望のメッセージを見ることができます。

戦争の記憶と傷痕、仁川上陸作戦テーマ館
仁川上陸作戦テーマ館はA棟2階建てで、仁川上陸作戦をテーマに作られた歴史体験館です。
VR博物館とメディアコンテンツが見られる「メディアウォール」があり、6.25朝鮮戦争と仁川上陸作戦を間接的にリアル体験できます。
仁川上陸作戦とレントゲン作戦、ケロ部隊についての情報もありますが、戦争と爆撃による住民の犠牲が書きとどめられた月尾島の地元住民の記憶も見ることができます。

月尾島の歴史を一目で、月尾島歴史館
月尾島の歴史を紹介する展示空間で、月尾行宮の設置から日本による植民地時代、米軍敷地など近現代史などと一緒に月尾島の歴史を紹介し、通行牌、遊園地に変わった月尾島や2001年の公開後の姿などを紹介しています。

ちょっとひと休みできるテーマカフェ
テーマカフェはB棟2階にあり、月尾公園を訪れる人々のための休憩スペースです。
仁川上陸作戦と月尾島をテーマにした15種の工芸作品、月尾島の美しい風景の写真、仁川と月尾島をテーマにした図書が展示されています。
月尾島を旅をする時に、散歩をしながら、ちょっと休憩することができる開放空間です。